神秘の泉
思い起こせば30年前
僕は矢沢永吉氏の「成り上がり」という本を読んで感動し、自分も成り上がるという志のもと、自衛隊を除隊してビジネスにハマりました。
もちろんそんな安易な発想で上手く行くわけもなく、気がつけば下り坂を転がっていました。
そんな時にスピリチュアルにハマり、心の修業をしました。
物理的な成功物語に挫折し、心の世界で悟りを得ようと思いました。
しかし…
その心の修業にも挫折し、完全なる絶望になりました。
絶望とは、読んで字の如く全ての望みが絶たれたのです。
死にたいという望みさえ無くなりました。
死にたいというのは、死ねば苦しみから逃れるかもという希望です。
僕はその望みさえ消え失せて、死んでも生きてもどうでも良い心の状態になりました。
今思えば、あれが心のニュートラル状態だったかもしれません。
その時に無条件の幸せを見つけました。
人は無条件で幸せなのです。
それまでの僕は、物欲を満たせば幸せと思い成功を目指したり、あるいは悟りを得たら幸せになれると思い悟りを目指したりしましたが、どちらも挫折したおかげで、どちらも必要ないと気がつきました。
無条件で、何があってもなくても幸せなのですから…
では、人は何のために生まれ、何のために生きているのでしょうか？
それは
「幸せを経験するため」
です。
無条件で幸せなのに、なぜわざわざ幸せを経験するために生きているのでしょうか？
「幸せ」と「幸せを経験する」ことは違うのです。
何もしなくても幸せですが、それを経験するためには何かをする必要があるのです。
幸せになるために何かを求めてしまうと、幸せになる世界に入ってしまいます。
幸せになる世界とは、幸せではない世界です。
ですから、幸せになるために、成功を目指したり悟りを求めても、得られるのは悟りでは無く幸せではない世界の永住権です。
幸せを経験したいなら、幸せになるために何かを行うのではなく、幸せになりたいと思うだけでいいのです。
幸せになりたいと思った瞬間に、幸せを経験します。
すると、元々幸せだったんだと気がつきます。
この、気がついた瞬間を「目覚め」というのです。
僕は9年前にその目覚めが起こりました。
そして、導かれるようにたんぽぽおじさんと再会しました。(たんぽぽおじさんには、28年前に最初にお会いしました)
たんぽぽおじさんは、僕が目覚めたことを見抜いていました。
そして以前に会いにきた時とは違う扱いをされました。
まるで昔からの弟子のようにいろんな事を教えてくれました。
(たんぽぽおじさんに弟子はいません。来る人に合わせてアドバイスをするだけです)
そして、本を書く天才なんだから早く本を書きなさいと言われて書いたのが、「わたしは王」でした。
たんぽぽおじさんは、僕が目覚めたことを知っているので、何でも書けると言っていました。
本を書くようになって、その意味が分かりました。
僕は今までに学んだことを書いているのではなく、書きたいと思った事を書いているのです。
そして書いた本を自分で読んで学んでいる感じです。
ですから、自分が学びたいと思ったら自分が書く事が一番手っ取り早いのです。
この違いが分かってくるのは10年後かもしれません。
今の時代では、学んだ知識を本に書くのが主流ですので、僕の本も同じと思われています。
しかし、10年後には価値観が変わり、本から知識を得るために読むのではなく、本から波動を受け取るために読む時代になるかもしれません。
本人が学んだ知識を書いた本と、僕のように波動で書いた本は明らかにジャンルが違ってくるのです。
百科事典などのように、事実や知識が書かれている本はそれで大切になります。
小説もその時代に合った内容で人々を楽しませるかもしれません。
しかし、スピリチュアルの本は、本当にスピリチュアルな本になると思います。
今のスピリチュアルの本は、文章にした時点でどうしても知識になってしまうのです。
知識で書いた本が売れる時代では僕の本は歯がたちません。
僕には知識が少ないからです。
知識はありませんが、僕は感じるのです。
感じた事を本に書いているので、知識ではなく波動を転写している感じです。
文章という情報を使って波動を転写しているのが僕の本です。
ちょっと前に「波動画」という絵が流行りましたが、今度は「波動本」が流行るかもしれませんね。
僕にとって、本はアートです。
僕の知っている限りの言葉を使って、僕が感じた事をいかに表現するかという芸術なのです。
人々は芸術作品を見て感動します。
僕は、知識ではなく芸術として感動して欲しいと思っています。
全く新しい知識を得るためではなく、言葉の組み合わせでいかに分かりやすく宇宙の真理を解説するか？ということを日々思い続けています。
宇宙の真理はシンプルです。
そのシンプルな真理をいかに分かりやすく解説するのか？
それが僕の楽しみなのです。
そして、本だけではなく、今では個人セッションやセミナー、講座でも言葉の組み合わせで宇宙の真理を語るアートを行っています。
そのため、全く同じ事を話すことはできません。
その場のエネルギーを感じ、相手を感じて湧き上がってくる言葉を口にしているだけです。
9年前に目覚めたおかげで、神秘の泉に繋がりました。
その泉に繋がったおかげで、芸術的な言葉や文章が湧き上がってくるのです。
ぜひ僕の芸術作品に触れて、波動を受け取ってくださいね。
「感動は芸術だ！」
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