空即是色
前回のブログ、「色即是空」を先に読んでから、この記事を読んでくださいね。
前回のブログで、この世は幻という話をしました。
これは、科学的にも理にかなっていることです。
この世は全て幻なのだから、その幻の世界で悩んでいることも全て幻だということです。
これは信じるとか信じないの問題ではなく、ただの事実です。
しかし、例え幻だとしても、その幻で悩んでいるとリアルに苦しいのも事実です。
この世は幻なのだから、怪我をして血を流したとしても幻なのかもしれませんが、例え幻だとしてもリアルに痛いのは痛いのです。
夢の中では全てがリアルに感じます。
例え夢だと気づいても、リアルに痛かったり、恐怖心で心臓がバクバクしたりします。
例え気のせいだとしても、リアルに感じるのならば、それはもはやリアルなのです。
そう、それこそが空即是色です。
真実はただの幻であり、物理的にも存在しません。
しかし、その幻があまりにもリアルに感じるため、幻の無の世界に、有を生み出すのです。
それこそが錬金術です。
何もない無の世界に、物理的に現実化させるのですから…
しかし、これは心の問題ではなく、もはや現代では量子力学で証明できるまでに進んでいます。
人の思い込みで、他の人からすると何でもないことに不安を覚えたとします。
いくら他人から大丈夫だよと言われても、その人は思い込んでいますので、間違いなくその問題で苦しくなると思っています。
現実的にな何でもないことなのですが、その人はかなり思い込んでいますので、事実のような不安を抱き、苦しんでいます。
さて、現実に何か起こるかどうか関係あるでしょうか?
事実は本当に何でもないことだったとしても、その人は本気で苦しんでいるのです。
つまり、その人は事実の出来事で苦しんでいるのではなく、思い込みの不安で苦しんでいるのです。
事実と苦しみは関係ないのです。
事実はそうでなかったとしても、自分の思い込みで人は事実苦しむことができるのです。
するとどうなるでしょうか?
その人は幻の思い込みで、不安と苦しみの波動を内側から出すことになります。
するとその波動と共振共鳴する出来事が起こってくるのです。
無の状態、空から現実を創り出すことができるのです。
2500年前に仏陀が悟ったことは、現在、科学で解明できるのです。
科学的に「空即是色」が起こるのです。
ということは…
凄いと思いませんか?
誰もが思い込みの力で錬金術を使っているのです。
それを意識的に逆のことを起こすことができたら凄いことです。
人は無意識に、いろんな思い込みを作り、その思い込みの波動で空即是色を実践しています。
それを意識的に、喜びの波動をだすことができたなら、喜びの波動と共振共鳴するような出来事が空即是色として現象化するのです。
僕が常々説いている、押し寄せの法則とは空即是色のことなのです。
意識的に喜びの波動を出し続けるのなら、次から次へと喜びの波動がでるような出来事が押し寄せてくるということなのです。
仏陀が悟った「空即是色」とは錬金術のことであり、押し寄せの法則のことなのです。
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