存在価値の創造


存在価値を失ったとき、人はどうなるのか?

今から10年前、僕は全てを失いました。
僕が人生をかけてやろうとしていた仕事
生涯仲良くしたいと思っていた仲間
お金、パートナー、生きがい、その他
自分の人生のルーティンに関わるもの全てを失いました。

それが本当の絶望でした。
その時に自分の存在価値も消え去りました。
何のために生まれ、何のために生きているんだろう?

全てを失ったとき、全ての希望が消え去り、生きている価値も失いました。
 
しかし、悪いことばかりではありませんでした。

全ての希望を失うと同時に全ての不安も消え去ったのです。
不安とは起こりうる恐怖の可能性です。

ああなったらどうしよう
こうなったらどうしよう

起こってほしくない事が起こったらどうしようというのが不安です。

そのもっとも起こってほしくない不安が全て叶ったのですから、それ以上に不安になれない状況でした。

崖から落ちたらどうしようというのが落ちる恐怖への不安です。

ところが、落ちてしまうとこれ以上落ちることはないので、落ちる事に対する不安が無くなるのです。

その崖の下こそが絶望の場所なのです。
全ての希望を失った絶望は希望と同時に不安も消えます。

そうなると死ぬ事さえどうでも良くなります。

生きたいという希望もありませんが、死にたくないという不安もないのです。

生きてもいいけど、死んでもいい
どっちでもいいんです。

そこでは、「死にたい」という希望もないのです。

死にたいというのは希望です。
今の状況に耐えられなくて、死にたいと思うのです。
それは、死んだらこの苦しみから解放されるかもしれないという期待です。

つまり、本当は死にたいという希望ではなく、本当だったらもっと楽しく生きたいのにという歪んだ希望なのです。

ところが絶望になるとその歪んだ希望さえ消え去り、どうでもよくなります。
ある意味、悟りの境地です。
希望も無く、不安も無く、無の状態です。

死んでもいいし、生きてもいい
何かをやってもいいけど、やらなくてもいい
生きがいはないけど、悩みもない
ただただ、息を吸って吐いて、その場所に消息して、それが良くも悪くもない。

どうせいつかは死ぬから、死ぬまで生きるだけ

一寸先のことはどうでもよくて、闇でも光でも興味がない。

呼吸をして、栄養を取り入れて、ただ60兆の細胞が存在しているだけ

そこに価値など必要もありませんでした。
そんなある日、いつものように眠りにつこうとした瞬間、心が急に幸福感に満たされたのです。

あたまはパニックになりました。
幸せとは程遠い状況で心だけが幸福に満たされているのです。

どう考えても理解できませんでした。
そして、悟りました。
 
「そうか、心は幸せなんだ!」
心は病まないのです。
 
病んでいるのなら、それは心ではなく、頭です。

心はつねに幸せです。
不幸ならば、それは頭です。
どんな時も心は幸せなのです。
その一瞥を体験した僕は、全ての必要性が消えました。

幸せに必要だと思っていたこと全ての必要性が消えたのです。
幸せになるために必要なことは何もないのです。
だって心は無条件で幸せですから

そこからは人生が逆回りになりました。
幸せになるために何かをするのではなく、幸せだから何かをするのです。

幸せになるために何かを求めるのではなく、求めるだけで幸せなのです。
そして、存在価値もどうでも良くなりました。

存在価値が無くても幸せなのです。
そこで自分の遊びが始まりました。

存在価値など無くてもいいのですが、勝手に存在価値を作ったのです。

僕が生きる事で世の中が平和になるという存在価値です。

これは僕のハッタリです。

僕が琉球を背負って立つ事で、世の中を平和で豊かにする事ができる。

全てハッタリです。

でもハッタリで勝手に自分の存在価値を作ったら、その存在価値の通りの出来事が押し寄せてくるようになりました。

10年前まで、僕はただの廃人でした。
全てを失いやる気もなく、生きる気もなく、ただ価値もなく存在していました。

ただ呼吸をして虫の息で存在していました。
でも、勝手に存在価値を決めてから、流れが全く変わってしまいました。

どうせいつかは死にます。
どうせ人生に正解はありません。
どうせ人間は間違っています。
だったら、自分勝手に存在価値を作って楽しんだもん勝ちだと思いませんか?

外側に存在価値を求めるから、人生が辛くなるんです。
自分のいいように、自分の興味がある存在価値を作ってしまえばいいのです。

何を作っても、どうせ間違っています。
どうせなら、楽しんだ方がいいと思いませんか?

存在価値を作る事で生きがいが生まれます。
生きがいが生まれると楽しい波動が出ます。
楽しい波動が出るようになると、楽しい出来事が押し寄せてきます。

楽しい出来事が押し寄せてくると、楽しい波動がでます。

その流れを作るお手伝いをするのが、僕の個人セッションです。

1月の予定

琉球スピリット金城光夫/沖縄大阪東京で活躍中/沖縄ユタ琉球タロット

Amazonで3ヶ月連続 1位 『わたしは王』(ヒカルランド出版)の著者 琉球王府に務める家系に生まれました。 沖縄のユタやカミンチュと深い繋がりがあり、「あんたには龍の神様や琉球の精霊に守られているね」「琉球を広めなさい」と言われ育ってきました。30年前に明確に覚醒し 2018年の10月に『わたしは王』を出版後 セミナーや講演会、個人セッションを行い、 現在は沖縄、大阪、東京で活動中。

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